動的負荷の検査と包括的な耐久テストにご利用いただける、研究開発向けのビルトインモータ主軸用テストベンチです。検査工程の操作ソフトウェアはモジュール式に構築されており、2台のモニタを使って測定結果を可視化します。ユーザー様による検査工程のプログラミングや調整も可能です。

  • ハイライト
  • 特性
  • 仕様一覧
検査ソフトウェアとHMI
ダイヤフラムシリンダで負荷をかけた検査工程
LC50-DIGILOGを使った振れ測定

検査工程

  • 長期解析
  • 耐久性テスト
  • 負荷テスト
  • 振動テスト
  • トルクテスト
  • 最大回転数(負荷をかけて)
  • 比較テスト(潤滑剤や潤滑方法を変更するなど)
  • その他多数

測定項目

  • 回転数
  • 荷重(軸方向・半径方向)/ 曲げモーメント
  • トルク
  • 温度(軸受、冷却水、コイル)
  • 軸方向・半径方向の振れ
  • 振動

装備内容

  • 検査対象物のホルダを備えたスライドユニット
  • 負荷モータ用の軸受箱と、油圧制御式の位置決めシリンダ
  • 固定した状態の検査対象物
  • 検査対象物の軸受用オイルミスト潤滑装置
  • 冷却水ユニット
寸法約 3400 x 1700 x 2500mm
テストベンチ総重量約14トン
必要な床耐荷重2000kg/m² 以上
取り付けプレート高さ約980mm
検査対象物の取り付け高さ約1360mm
モータ回転数最大30,000rpm
出力最大100kW(30,000rpmで38Nm)
トルク最大100Nm、3,000rpm未満(モータによって異なります)
冷却水消費量約4m³/h

主軸テストベンチ用ソフトウェア

テストベンチ用ソフトウェアはWindowsベースです。弊社でプログラミングし、一つひとつの検査用途に最適化した状態でお届けします。使いやすく、直感的に操作可能なユーザーインターフェースを介し、テストベンチの全機能にアクセスできます。お客様の搬送システムとの連結や既存のネットワーク環境への統合を考慮した設計となっているので、取得したデータをテストベンチから独立して処理・評価することも可能です。


データ収集

  • アナログデータ
  • デジタルデータ(SSIなど)
  • CANデータ(アナログデータと同期)

データ保存

  • テキストファイル(.csv)やDIAdemファイルにデータをエクスポート
  • ODBC、MS Access、SQLサーバーなどのデータベースと連結

検査プログラムの作成と編集

  • 検査プログラムデータセットの作成やインポート
  • プログラムシーケンスの編集
  • シーケンス内で評価
  • 検査シーケンスを自由に調整
  • 取得データをリアルタイムでグラフ表示