Portable SpindleControl(PSC)は、工作機械に取り付けられたビルトインモータ主軸の検証と監視を実現する携帯システムです。高い精度と柔軟性を誇ります。LC50-DIGILOGとソフトウェア「LC-VISION PSC」に加え、必要なアクセサリがケースに収納されているので、重要な主軸パラメータを素早く簡単に測定・評価できます。

PSC – ビルトインモータ主軸の変化を見逃しません

  • ハイライト
  • 機能性
  • 作業の流れ
  • 測定プロトコル
主軸監視を実現する携帯システム
  • 持ち運びに便利な携帯システム
  • 工具先端点で、回転数全域にわたる主軸の検証
  • プラグ&プレイで使用でき、PLCの調整が不要
  • 機械コントローラへの接続が不要
  • 予防保守を実現し、故障による突然のダウンタイムを防止
  • 測定結果のグラフ表示、プロトコル作成、統計評価
活用分野
  • 主軸の故障による突然のダウンタイムを防止
  • ビルトインモータ主軸の品質をライフサイクル全体にわたって監視
  • 軸受の損傷を早期発見
  • 手間をかけずにシステムを立ち上げ
  • フラットケーブルの採用でドアを閉めたまま運転でき、安全
  • 主軸メンテナンスを請け負う企業様、メンテナンスや修理の担当者様、主軸メーカー様、工作機械メーカー様に理想的なソリューション
測定結果の評価と可視化
  • 測定結果の記録
  • 各測定の結果を、主軸回転数に応じて統計評価
  • 取得データを図表で可視化
  • 警告閾値や許容値を自由に設定
各種解析機能

PSCは、機械主軸の状態について包括的な最新データを提供します。以下の機能を主軸の品質評価にお役立てください。

振れ解析
  • 回転数に応じた半径方向および軸方向の振れ挙動を測定して可視化
安定性解析
  • 主軸の熱変位挙動を検証

 

振動解析*
  • 様々な回転数で発生する振動の測定と解析
  • FFT解析を使った主軸軸受の状態評価
主軸パラメータ解析*
  • ISO/TR 17243-3に基づく代表的な主軸パラメータ(速度、加速度、振れ、ピークピーク値)の評価

* 故障確率および主軸摩耗度の評価も可能(専門知識が必要です)

主軸監視を手軽に実現
  1. 外部PCにインストールしたソフトウェア LC-VISION PSCを使って測定ジョブを作成
  2. マグネットホルダを使ってレーザ測定システムを機械テーブルに設置
  3. 基準工具を装着し、レーザ光が当たるように位置を調整 
  4. 検査回転数をコントローラに入力
  5. 測定を開始
  6. 取得データの転送・処理(フラットケーブルの採用により、ドアを閉めた状態でもインターフェースと接続が可能)
  7. データをPC上で可視化、解析、処理
出力可能な測定プロトコル:
  • 半径方向の振れ
  • 軸方向の振れ
  • 振動
  • 安定性
  • 主軸パラメータ

工作機械ビルトインモータ主軸向けラインナップ

PSCシステムに加え、ビルトインモータ主軸の状態をライフサイクル全体にわたって記録する様々なソリューションをご用意しています。主軸の研究開発向けテストベンチから、主軸製造ラインの最終検査向けテストベンチ、機械統合型ソリューション LC50-DIGILOG レーザ測定システムまで、幅広いラインナップからお選びいただけます。